横歩・▽8五飛戦法の筋

昨日の順位戦C級2組4回戦の一斉対局がありましたね。

戦型分類・勝敗を整理すると次のようになりました。

無題

注目すべきは振り飛車の採用数が多いことで,全21局中12局が居飛車と振り飛車の対抗系で相居飛車系はたったの7局。
しかも三間飛車を採用すると三間飛車側が5-0で全勝しています。
ゴキゲン・三間飛車と振り飛車もかなり人気があるのがうなずけますね…

さて,もう一つ注目すべきなのが横歩が5局と多い印象です。

詳細な内訳は

8五飛車   新山崎流 2局   
8五飛車 25歩~86歩 1局 (唯一の後手澤田四段勝ち) 
後手8四飛車型     1局
先手ひねり飛車     1局

先手番だと他の作戦を選択することもあるので,横歩はもっぱら後手番を持つことが多く,8五飛車戦法をよく指しますが…やはりプロも苦戦気味のよう。

8五飛車戦法は,囲いがシンプルで手数もかからない代わりに,金銀4枚で囲うため攻めが飛角桂くらいであるという欠点(?)がありますよね。駒組の進展性が見込めないので後手のほうから積極的に動かなければ局面をリードしづらいというわけです。
自分の棋風的にはカウンターや受けが得意らしく,自分から積極的に動くのは不得意です。
でも…棋風を攻撃的にも変革したいので,好き嫌いせずなんでも指すようにしてます。

8五飛戦法を指しこなすためにはより多くの攻め筋を身につけておかなければならないですね。
それを痛感したのが昨日の1局で,問題図はこちら

【図1】
2010-09-22b.png

先手に桂馬を跳ねられる前に▽2五歩と飛車の頭を押さえてから,▽8六歩と横歩を狙いに行く手ですが…
これが実はもう敗着になっているというからこの戦法は怖いですね。とにかく無知なのです。

以下▲2八飛▽8六歩▲同歩▽2五飛▲7六飛▽7七角…
ここまで進んで,次の▲8五飛を受ける手がないことに気付きました。
図1では,▽5四歩が意味のない手になっています。▽5四歩とした以上は▽5五歩とするべきでした。
以下実戦は,▽7四歩▲8五飛▽7三桂▲8二飛成と一方的に竜を作られました。ほどなくして負け。





そして,昨日の順位戦では澤田四段VS中村(太)四段の一戦でまさにこの仕掛けが炸裂したのです。

【図2】
2010-09-22a.png

図1との違いは▽7四歩を突いてあることですが…これを突いておくことで桂馬をすぐに跳ねることができるので,この仕掛けが成立するようですね。

夕食休憩時の図面はこちら
【図3】
2010-09-22c.png

図3は77歩,87歩と謝らせておいて,後手も不満のない展開のようです。
以下まさか左辺の桂を交換に迫ることに成功し,持ち駒の桂を投入したこの一手が痛打になりました。

【図4】
2010-09-22d.png

以下▲7六歩に▽8六歩▲同歩▽同桂▲8五歩▽同飛▲8七金▽9八桂成!と切りこんで行って飛車と角金の2枚替えに成功。
さらに,そのあと▽3五金から飛車を捕獲して,鮮やかに寄せきり後手の快勝。


横歩取り8五飛戦法の攻め筋はいろいろ覚えていかなくてはなりませんね!!!
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